仕事終わりにサウナへ行ったウエノさんとカワサキさん。整った後にとある事件が――

どうしてウールには消臭効果があるの?
ウールには、一度においを吸収すると再放出しにくい「化学的消臭」の性質があります。臭い分子は非常に小さいため、ウール内部にあるたんぱく質の層「コルテックス」に入り込むことができます。においの元となる酸性臭とアルカリ臭は、コルテックス内部の物質とそれぞれ化学反応を起こしてしっかりと結合し、消臭されます。酸性・アルカリ性両極のにおいを同時に消臭する繊維は他になく、その消臭能力は人が発するにおいの量を遥かに上回るため、多くの人が制服を着て教室に集まっていても嫌なにおいを感じることはありません。だから、ウールは、毎日着用する制服に最適な素材です。このような高い消臭性を活かし、ウールは靴下や、アウトドア向けインナーなどにも採用されています。また、どうしても臭いが気になった場合には、水に漬けるだけで繊維内部に吸着した臭いの分子を排出しリセットすることもできます。

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