休日にキャンプにきたカワサキさんたち。たき火が事件の火種に?!――

どうしてウールは燃えにくいの?
ウールの先端に火をつけるとジリジリと燃えますが、自然に鎮火します。このように、ウールが燃えにくいのは、繊維の中に多くの窒素(16%)や水分(15%)を含んでおり、綿やアクリル、ポリエステルなどの他の繊維に比べて発火温度が高く、燃焼熱が低いからです。また、ウールは炎にかざしても黒いコブになるだけで燃え広がらず、火元から離れると燃え止まり炭化します。そのため、ひどいやけどを負う危険性も低く、ウールは安全な生地として調理実習や理科の実験など授業中に火を扱うこともある学校制服には最適です。さらに、廃棄後に焼却処分された際も、ウールの場合は燃焼しても有害ガスを発生させず、環境に優しい繊維とも言えます。


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