全力疾走中のアダチさん。汗をかいているように見えないのには理由が――

どうしてウールは湿気を吸い取るの?
ウールの吸湿性は、綿の約2倍、ポリエステルの約40倍と、他繊維と比べて群を抜いています。その理由は、ウールの繊維組織の構造によるものです。ウールの繊維の外側にある表皮(スケール)の間には、ごく細かい溝があるため、湿気が通過していきます。通過した先にある内側表皮は、親水性を持っているため、湿気はどんどん浸透していきます。このような繊維組織の構造によって、「不感蒸散」と呼ばれる、私たちが感じることなく身体から蒸発する水分(湿気)が吸収されるので、運動をした後でもムレたり、ジメジメした感じがせず、清潔さを保つことができます。


#関連タグ
その他の記事
-
制服 × ESDのトビラ
制服を起点にした3年間のSDGs体験プログラムとは?聖徳学園中高の新たな取り組み
-
制服 × ESDのトビラ
「その制服、誰のため?」 聖徳学園中学・高等学校が生徒たちとつくった新しい制服のカタチ
-
ニッケのミッケ!
これだけは覚えておきたい制服のお手入れの話 (前編)