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ニッケのミッケ!

お届け!全国各地のWeardy®活動報告【教員研修編】~香川県高松市~

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今回のニッケのミッケさん

衣料繊維事業本部 販売統括部 ユニフォーム部こばやし小林

中国・四国地区9県を担当、営業として学生服の表素材の販売をしています。
近年は体験型出張セミナー「ウールラボ」の実施で学校を訪問する機会が増えており、毎回訪問する学校の生徒たちが楽しく学んでいる姿を見るのが何よりの励みになっています!

こんなお悩みはありませんか?

 衣生活分野の授業をもっと楽しく伝えたい、ESD教育のネタに困っている、教員不足で授業の組み立てが大変、、、などなど先生方の日々の悩みはたくさんあると思います。そんな先生方の力になれるよう、ニッケが展開する出前授業「Weardy®」の全国各地の活動をお伝えしていきます!

今回の訪問先

 今回は2022年から継続してウールラボを実施している高松市立桜町中学校に協力していただき、香川県中学校教育研究会高松支部技術・家庭科部会の家庭科教員にウールラボ研修会を実施しました。21校22名の先生が参加してくれました。

ウールラボとは

 ウールラボは、Weardy®の教育支援コンテンツのひとつで、制服を起点に未来を担う子どもたちへ衣生活の面から消費活動のあり方について、楽しく・真面目にSDGsを「自分ごと」として考えるきっかけを提供しています。グループワークで実験をしながら授業を進めるため、飽きさせず、体験を通じて記憶に残る学びにつながるものとして、教育現場の関係者から好評を得ています。

家庭科教員への広がり

 もともとウールラボは中高を中心とした生徒向けの授業でしたが、最近は家庭科教員向けの研修としての実施が増えています。家庭科授業は1校3学年を一人で受け持たれている家庭科教員もいらっしゃるとのことで、実験キットを揃えるなど、授業の準備になかなか時間を割けない事情もあるようです。クイズや実験を通じて学ぶことのできるウールラボ授業は、生徒の興味を自然に引き出すことのできる内容でもあるとして、多くの家庭科教員に薦めたいとのコメントも頂いています。

研修内容

高松市での教員研修の内容についてご紹介します。研修は2つのパートに分かれています。

➀ウールラボ実演(約70分)

まずは中学1年生設定で教員の皆様に授業を受講してもらいます。学生時代に戻った気分でどのテーブルも笑顔が絶えず、会話も弾んでいる様子で、大変楽しかったという感想を多く聞いています。ウールラボはもともと文部科学省、家庭科衣生活の学習指導要領に準拠していますが、授業内容は先生方にとって印象的なものであったようです。中でもウールの難燃性の機能についての実験では、着衣の繊維の種類によっては人の命にもかかわるという事実に皆息を呑んでおられました。また、生徒側の立場になって授業を受けたことで新しい発見もあったようです。

➁ディスカッション(約20分)

授業後には各グループで、ウールラボ内容を実際の授業での中でどのように活用していくかのディスカッションを行いました。中でも羊毛から糸をつくる体験は、形状が劇的に変化する様子を目の当たりにできるので、是非とも生徒に体験させたいとの声が多く上がっていました。また、衣料品廃棄と環境とのつながりを示す内容もあるので、毎日着用している制服を通じて、環境を意識した消費生活を考えるきっかけにもなるとして、新たな授業展開ができそう!との声も頂いています。

ドキドキ実験コーナー

ウールラボはなんといっても「実験コーナー」が醍醐味です。その一部をご紹介いたします!

➀悶絶!消臭実験 

今回は家庭科専門の先生方を対象としていましたので、通常のウールラボにプラスして消臭実験も行ないました。アンモニアと綿やポリエステルなどの繊維が入っているボックスの臭いを嗅ぎ、先生方は悶絶していましたが、不思議なことにウール繊維が入っているボックスはほとんど臭いません。五感を使った授業は記憶にも残ります。

消臭実験 高松地区の中学校家庭部会の部会長(当時)が体験! どれどれ、臭うかな?

消臭実験 アンモニア臭に悶絶! でもウールは臭わないですね😌

➁緊迫! 燃焼実験

燃焼実験では、繊維の種類毎の燃え方の違いを観察します。近年、オール電化の家庭も増えてきており子供たちが火を見る機会が少なくなっているといいます。人間が生活する中で安全性の高い繊維は何か、がリアルに体験できます。

燃焼実験  講師の迫真の演技?に先生方は息を呑む・・

➂魔訶不思議! しわ回復実験

しわくちゃになっている布が?! あれれ? 続きは実験を見てのお楽しみに!  ウールのパワーって凄い!と先生方は驚愕の表情を浮かべていました。

しわ回復実験  ウールのしわ回復パワーに驚きの表情!

参加された先生方の感想、ご意見

研修後に行なったグループディスカッションでは、「生徒になった気持ちで楽しく取り組めた」 「羊毛をはじめ衣服の材料になる本物に触れることが出来る貴重な機会だった」

「家庭科の範疇に留まらず、環境面やフェアトレードについての課題提起をも含んでいる内容の濃い授業だった」 「この内容であれば学びが深まり、生徒たちの考え方に良い影響を与える」などの好意的なコメントをたくさんいただいています。また、当日は高松地区の中学校家庭部会の部会長(当時)にも参加いただき、「普段はなかなか出来ない体験をさせてもらった。記憶に残る研修内容だった」とのお言葉も頂いています。

編集後記

 ウールラボ研修会をきっかけに参加された先生同士のつながりもできたようで、各々の学校に戻り、研修内容をどのように活用・展開していくかのアイデアを出し、学校間での家庭科授業の課題共有も行なっているとのことです。また数校からウールラボのオファーがきており、二学期に実施する予定です。7月末には同じ香川県の観音寺市・三豊市合同の技術・家庭科部会で家庭科教員向けのウールラボ研修会を実施しています。

 教員向け研修を受けた教員からは、時間数の関係でなかなか実践的な授業が行えない事が悩みの一つとしてあると聞いています。ウールラボ教員向け研修に参加すると、生徒の立場で授業を体験できるので、自身の家庭科授業の振り返りをすることができます。また、授業でも活用できる実験用資材の貸し出しも可能なので、実体験を交えた幅のある授業に展開が可能です。

教員研修のポイント

➀学習指導要領に準拠した衣生活分野の体験型授業

➁準備不要、実験キット等すべてご用意

③受講後の授業への導入サポートとして実験資材を無料貸出

ご興味がある方はコチラからお問い合わせください!

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